屋外ゴルフ練習場とインドア練習場はどっちがいい?メリット・デメリットを徹底比較【目的別おすすめも紹介】
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再現性のスポーツといわれるゴルフの上達に練習は欠かせませんよね?
「よし、練習するぞ」と思って調べ始めると、意外と早い段階で迷うのがこの問題。
屋外の打ちっぱなしに行くべきか、インドア(シミュレーター/弾道測定器)に通うべきか。
どちらも“ゴルフ練習場”ではありますが、どっちを選んだら良いのでしょうか?
結論から言うと、屋外が絶対に正しいとか、インドアが最先端だから上達が早いという単純な話ではありません。
上達を左右するのは、設備の良し悪しよりも「自分の課題に合う練習ができるか」と「通い続けられるか」です。
さらに言えば、あなたの住む地域の気候(雪・風・猛暑)や、移動のしやすさ、料金相場によっても最適解は変わります。
この記事では、屋外とインドアを“好み”で語るのではなく、上達の観点でメリット・デメリットを比較し、最後に「あなたはどっちが向くか」を判断できる状態まで整理してご紹介します。
読み終わるころには、迷いが一段減って「じゃあ自分はこう使い分けよう」と決められるはずです。
屋外とインドア、向いている人はこう分かれる
最初に結論から書くと、選び方は難しくありません。
屋外とインドアは「優劣」ではなく、強い領域が違うだけ(選び方が大切)です。
・屋外:球筋・高さ・落ち方など、「目で見て体で覚える」のが得意
・インドア:打ち出し角、スピン、フェース向きなど、「数字で原因を特定する」のが得意
ただし、どちらにも共通して言える最重要ポイントがあります。
それは継続性です。週1回でも2回でも、通って打つ回数が増えるほど上達は加速します。
逆に、どれだけ環境が良くても通えない場所は意味がありません。
「近い」「行きやすい」「習慣にできる」は、かなり強い味方です。
目的別早見表(初心者/スコア改善/忙しい人)
目的別に大きく分けて早見表にしてみました。こう考えるとゴルフ練習場選びの失敗が減ります。
- ・初心者(まず当たるようになりたい)
近い方が勝ち。迷ったらレッスンが受けやすいインドアは強い
- ・100切り(スコアを作りたい)
アプローチ環境がある屋外が有利、インドアなら距離の打ち分けをデータ化
- ・飛距離アップ(球質を良くしたい)
インドアで打ち出し角/スピン量を見て改善するのが効率的
- ・忙しい社会人(時間がない)
移動時間が短い方。駅近・予約制のインドアは習慣化しやすい
- ・実践練習がしたい
屋外がオススメ、その時その時の風などの外的要因を感じつつ目標を狙うことで実践における外的環境にも慣れることができる。
- ・気候が厳しい地域(雪・猛暑)
インドア優勢。屋外は「行かない月」が生まれやすい
- ・上級者(再現性を高めたい)
インドアで原因を潰し、屋外で球筋と距離感を仕上げる“使い分け”が最短
この早見表の狙いは、「自分のゴールに近い練習環境」を先に決めることです。
ゴルフは、目的が曖昧だと練習も曖昧になり、結果として“上達している感じ”が薄くなりがちです。
飛距離アップ目的なら「計測できる環境」が近道
飛距離は、ただ思いっきり振れば伸びるものでも筋力をつければ単純に伸びるものではありません。
ミート率、打ち出し角、スピン量が噛み合って初めて伸びます。
インドアの強みは、これらを数字として見ながら調整できること。感覚に頼る時間を減らせるので、試行錯誤が速く回ります。
「どっちが正解?」より「何を伸ばすか」が先
屋外かインドアかの議論は盛り上がりがちですが、実際は「何を伸ばしたいか」を決める方が先です。
スライスが止まらないのか、アイアンが上がらないのか、ショートアイアンが寄らないのか。
課題が違えば、必要な練習も変わります。
練習の質=目的×頻度×継続性で決まる
上達の速い人は「いい環境」を探すよりも、まず練習を“設計”します。
・目的(今日は何を改善する)
・頻度(週何回行ける)
・継続性(それを3ヶ月続けられるか)
これが揃うと、設備の差があっても上達します。
逆に、目的がないと“ただ打って終わり”になり、上達が鈍化します。
屋外ゴルフ練習場(打ちっぱなし)とは?特徴と基本の使い方
屋外練習場は、いわゆる打ちっぱなしです。
打席から実際にボールを打ち、ネットやターゲットに向かって飛ばします。
距離表示があり、狙う場所もあるので「なんとなく打つ」だけでなく、狙いを作って練習できます。
屋外の魅力は、シンプルに言えば「飛んでいく球を自分の目で確認できる」こと。
球筋、最高点、落ち際の動きなどが、視覚情報として入ってきます。
これはコースでの判断力にもつながります。
屋外練習場の代表的な設備・サービス
- ・打席(1F/2F)・距離表示・アプローチ/バンカー練習場
多くの屋外練習場には、1階と2階の打席があります。
1階は地面が見えやすく、球筋のイメージが掴みやすい一方で、2階は打ち下ろしになりやすく、弾道の見え方が変わることも。
距離表示やターゲットは、アイアン練習や番手選びの精度を上げるのに役立ちます。
さらにアプローチやバンカー練習場がある施設は、スコアアップに直結する練習が可能となります。
- ・球の種類(レンジボール)とコース球の違い
屋外のボールはレンジボール(練習用)が中心です。
コース球と比べて、硬さやスピン量が違う場合があります。
たとえば「同じ当たりでも飛ばない」「思ったより止まらない」と感じることも。
ここを理解しておくと、練習の成果をコースに持ち込みやすくなります。
屋外練習場が合う練習・合わない練習
- フルショットの「球筋確認」は屋外ならではの強み
屋外は、球が曲がり始めるタイミングや、落ち際での動きが分かります。
ドライバーや長いクラブで「曲がり幅を小さくする」練習は、屋外でやると実感が湧きやすいです。
特に「狙いを決めて打つ」練習を入れると、ラウンド中の思考が整理されてきます。
- 細かい数値管理(スピン量など)は設備次第
屋外でも弾道測定器が置かれている施設は増えていますが、導入している打ちっぱなし場はまだまだ少ないと言えます。
もし「スピン量」や「フェース角」まで追いたいなら、インドアの方が安定して確認できます。
屋外は“見える”、インドアは“測れる”。この違いを意識すると選びやすくなります。
インドアゴルフ練習場とは?シミュレーター練習の特徴
インドアは屋内でボールを打ち、弾道測定器やシミュレーターで結果を確認する練習環境です。
最大の特徴は、天候に左右されないこと、そして多くの場合でショットがデータ化されることです。
フォーム改善や球質の調整は、原因が分からないと遠回りになります。
インドアの強みは、その原因を“見える化”してくれる点にあります。
感覚や自己流で迷子になりやすい人ほど、インドアゴルフ練習場のメリットを感じやすいでしょう。
インドアゴルフ練習場の種類
インドアは大きく分けて「自主練メイン」と「レッスンメイン」があります。
通い放題型は練習量を稼ぎやすく、レッスン特化型はスイングの修正が早い。
個室型は集中しやすく、人目が気になる初心者にも向きます。
24時間型は忙しい人が続けやすい。
自分の生活導線に合うタイプを選ぶと、通うハードルが一気に下がるのでまずは自分の生活スタイルや導線を主軸に選びましょう。
インドアゴルフ練習場が合う練習・合わない練習
- ・数値でスイング改善→再現のサイクルを回しやすい
インドアは、打った直後に数値が出ます。
機器によってはボールとのインパクトの瞬間の静止画像が表示されるものやスイングが表示されるものもあります。
たとえば「打ち出しが低い」「スピンが多すぎる」「フェースが開いている」などが分かれば、修正の方向が決まります。
練習で一番もったいないのは、“原因が分からない時間”。
それを目で見て納得でき、減らせるのがインドアの価値です。
- ・実際の風・傾斜・ライの“現場感”は補完が必要
一方で、コースでは傾斜や芝、風、緊張があります。
インドアは条件が一定なので、再現性を作りやすい反面、現場での適応力が育ちにくいケースもあります。
だからこそ、インドアだけに偏るより、屋外練習場等で“最終確認”を入れることをお勧めします。
屋外ゴルフ練習場のメリット(打ちっぱなしの強み)
屋外の良さは、ゴルフ本来の「外で飛ばす」感覚をそのまま持てること。
球が飛ぶ様子を見て、狙いを作って、ミスの傾向をつかむ。この積み重ねが、コースでの判断に直結します。
- ・球筋が「目で見える」=コース感覚に直結
屋外では、球の高さ、曲がり幅、落ち方がそのまま見えます。
練習の成果が視覚で入るので、感覚が育ちやすいです。
- ・高低差・左右の曲がり・最高到達点が体感で分かる
「右に出てから曲がる」「左に出てそのまま戻らない」など、ミスの“形”がはっきりします。
コースで同じ球が出たときに、原因の推測がしやすくなります。
- ・ドライバー〜FWまで「気持ちよく振れる」環境
屋外は天井の制限がないため、振り切りやすい。
特にドライバーで思い切り振りたい人にはメリットが大きいです。
- ・天井や壁を気にせずスイングできる安心感
身長が高い人に多いのですが、インドアで無意識にスイングが小さくなってしまう方がいます。
そんな方には屋外でのびのび振る方が向いていることがあります。
- ・アプローチ・バンカー練習ができる施設もある
100を切ってくると、スコアはアプローチ等のショートゲームで決まります。
屋外でアプローチやバンカーが練習できる環境があるなら、かなりの武器になります。
- ・都度払いなので1回だけでも行きやすい
屋外練習場は都度払いが多く、「今日だけ行く」が成立します。
これは習慣化の入口としては大きな利点です。
屋外ゴルフ練習場音デメリット(打ちっぱなしの弱点)
屋外ゴルフ練習場にも弱点があります。
最大のデメリットは「続けにくい要因が多い」こと。
- ・天候・気温・風で練習の安定性が落ちる
雨や寒さ、猛暑、強風などのその日の天候によって練習の質や安定性が落ちてしまいます。
屋外がゆえにこれは避けられません。
- ・雨・寒さ・猛暑で「行かない言い訳」が増える
ゴルフにおいて上達の敵は「間が空くこと」です。
行けない期間が続くなら、屋外ゴルフ練習場にこだわるのではなくインドア練習場も併用することをお勧めします。
- ・混雑・打席環境で集中力が左右される
土日や夕方は混みやすく、待ち時間や周囲の視線が気になる人もいます。
- ・ピーク時間は待ち時間が練習効率を下げる
練習時間が限られる人ほど、混雑はストレスになってしまいます。
この点では事前に予約ができるインドアが便利といえます。
- ・練習の成果が数値化しにくく、感覚頼りになりがち
屋外は球筋が見える反面、原因分析は自力になりやすいです。
- ・球筋は見えるが、原因特定は経験が必要
数値化できないからこそ自己流で迷ったら、レッスンや測定器で一度今の自分を見つめなおすことが必要になります。
- ・レンジボールの影響で“飛ばない・止まらない”問題も
レンジボールの特性で、コースと結果が違うことがあります。
まずはコースのボールとの違いを自分の中で把握しておくようにしましょう。
インドアゴルフ練習場のメリット(シミュレーターの強み)
インドアゴルフ練習場の大半は都心にあることが多いので「続けやすい」とそれによる「改善が速い」ことがメリットです。
特に、課題を定量化できる人ほど、伸びが早くなります。
- ・天候に左右されず、練習頻度を上げやすい
練習がルーティンになった瞬間から、上達は加速します。
- ・仕事終わりでも“いつでも同じ条件”で練習できる
安定した環境は、フォーム修正や再現性作りに向いています。
- ・弾道データで課題が明確になる(飛距離・打ち出し角・スピンなど)
「何が原因で曲がるのか」「なぜ上がらないのか」が分かれば、やることが絞れます。
- ・「何を直せばいいか」が数字で見えるのが最大の武器
闇雲な練習が減り、1回の練習密度が上がります。
- ・レッスンとの相性が良い(再現→検証が速い)
コーチの指摘を、その場で検証できるのは圧倒的に強いです。
- ・フォーム改善は“短いサイクル”が勝ち
修正→確認→修正の回転数が多いほど、体が覚えます。
- ・立地が良く、アクセスがラクなことが多い
駅近が多く、予定に組み込みやすい。忙しい人ほど効果が出ます。
インドアゴルフ練習場のデメリット(シミュレーターの弱点)
インドアにも落とし穴があります。
代表的なのは「数字が良くてもコースで崩れる」パターン。
これはインドアが悪いのではなく、練習設計の問題で起きやすいです。
インドアゴルフ練習場で練習することにおけるデメリットを上げてみましょう
- ・実球感・風・光の情報が少なく、コース適応にズレが出ることも
シミュレーターは条件が一定です。また設定で風邪などを指定できても自分の体に感じるものではありません。
だからこそ、コースなどの外的環境が変わるとミスが出ます。
- ・機器や設定次第でデータの解釈が難しい
同じスイングでも、機種や設定、置き方で数値が変わることがあります。
傾向や設定は必ず事前に確認するようにしましょう。
- ・同じショットでも機種や設定で差が出る場合がある
インドアゴルフ練習場のシミュレーターで見るべきは“絶対値”よりも“傾向”です。
同じ環境で改善していくのが現実的です。
- ・費用体系が複雑・月額が負担になることがある
月額は「通えば得」ですが、通わないと負担になります。
近いがゆえにいつでも行けるからと通わなくなる可能性もあります。
- ・天井高・打席幅でスイングが窮屈に感じる人も
インドアゴルフ練習場によってになりますが、天井高や打席幅がスイングに合っていない場合もあります。
特に大きく振るタイプの人は、圧迫感がストレスになります。
あなたに合うのは屋外?インドア?目的別練習場選び方
では今のあなたに合うのはどっちの屋外とインドアどちらが向いているのでしょうか?
目的別で具体的に当てはめてみました。
- 初心者(当たる感覚・継続を優先)
初心者は、上達の大半が「クラブに慣れる」「当たる確率を上げる」を最大の目標にしましょう。
その時は「通いやすい」練習場を選ぶようにしましょう。
屋外が近くにあったり、車で通えるのなら屋外練習場で、屋外よりもインドアが近くにあるようならインドアを通いやすさで選びましょう。
- 100切りを目指す(ショートゲームを徹底的に練習)
100切りを目指している方ならショートゲームを中心に練習することを想定して100ヤード以内の練習を重点的にできるような環境がいいでしょう。
その点ではインドア練習場で距離の打ち分けやスイングでの距離が数値で管理することをお勧めします。
- ドライバーの飛距離アップ(データを重視)
ドライバーの飛距離アップを狙っているのならインドアをお勧めします。
単に気持ちよく降るなら屋外をお勧めしますが、インドア練習場ではヘッドスピード・打ち出し角・スピン量を見るようにしましょう。
その時も一発を見るのではなく平均を自分の中で計算し、ベースアップができているかを数値で検証するようにしましょう。
- 上級者
上級者になってくるとインドアと屋外を使い分けるのがいいでしょう。
新しいクラブにした場合など数値を見たいときやアプローチの精度を上げるときならインドアでの練習がいいでしょうし、球筋の打ち分けの練習などでは屋外の方が練習の質を上げることができます。
まとめ「地域×生活×目的」で人によって最適解は変わる
屋外もインドアも、どちらかが絶対に勝つわけではありません。
屋外練習場もインドア練習場もそれぞれ強みの領域が違うからこそ、あなたの地域、生活、目的に合わせて選ぶのが正解です。
どちらが必ず良いわけではないですが、迷った時は判断基準を3つに絞ると整理できます。
①通いやすさ(継続) ②目的(課題) ③環境(気候・設備)
結局、続かなければ何も意味はありません。
続けられる形を選び、目的に合う環境で練習し、足りない部分を補完する。
この順番が上達への近道と言えます。
迷ったら「近い方+足りない要素を補完」で練習場を選ぶようにしましょう。
完璧な練習場を探すより、現実的に続く組み方を作る方が上達します。
普段は近い方で習慣化し、月1回だけ別タイプで弱点を補う。
これならコストも負担も増えすぎず、上達のスピードも落ちにくい。最終的に「自分のゴルフに必要な練習」が回り始めます。